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芝生の張る準備
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芝生の設計するときは、
(1) 土壌の改良
(2) 水はけを考え、勾配をつける。
(3) 『目土』により、地面が高くなる事を想定する。
(4) 芝刈りが楽に出来るようにする。
以上の事を考慮して設計する必要があります。
特に(4)が非常に重要で、この後でも説明しますが、 たとえば隣との境界にブロックが積んであり、ブロックが立ち上がっている場合、ブロックギリギリまで芝生にすると、芝刈り機では刈れない部分が出来てしまいます。
芝刈り機には車輪があり、その部分は刈ることが出来ないからです。
要するにブロックの際5cmくらいは芝刈り機では刈ることができないのです。
その部分の芝を刈るためには芝刈りバリカンや片手はさみが必要となります。
芝刈りバリカンや片手はさみで芝を刈るのは重労働で腰を曲げて、しゃがんだ姿勢で行わなければならず、とても疲れます。
それを防ぐために、ブロックギリギリまで芝生にしないで、芝刈り機の車輪が通れるように煉瓦やブロック等で芝刈り機の車輪が通る道を作っておくと、芝刈り機で端まで綺麗に刈ることができ、エッジの処理も簡単になります。
コーナー部分も同様で芝刈り機では刈ることが出来ません。
芝刈り機が入らない、約30cm四方くらいは煉瓦やブロック等を敷いた方が良いでしょう。
これは、後々の事を考えるととても重要です。
週に1回、芝刈りをする場合、毎週、芝刈りバリカンや片手はさみで芝生の際を刈る必要があるのと、ないのとでは作業時間も疲れも相当変わってきます。
芝生にデッキの柱や植木がある場合や、住宅の基礎が立ち上がっている場合も設計時に芝を刈る事を想定して、考える必要があります。
(3)目土は必ず必要で、年々目土によって地面が高くなるので、考慮しておくことが大事です
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床土づくりはおおよそ3通りの方法があります。
(1) 土を掘りおこして、砂などの改良材と混ぜる。
(2) 土を取り出して、芝生用に床土を入れる。
(3) 土はそのままに、上に芝生用の床土をかぶせる。
(1)は自力で行うことが出来ます。
費用を抑えることが出来ますが、労力が必要です。
(2)は土地が粘土質であった場合や芝生を植える土地が広くて自力では難しい場合に行います。業者に依頼する必要があり、費用がかかります。
(3)は土地の高さに余裕がある場合に行います。
業者に依頼する必要があり、費用がかかりますが、(2)よりは費用を抑えることができます。
ここでは、一般的な(1)の方法を説明していきます。
20センチの深さまで掘り起こし、石などを取り除きます。
芝生は20−30cm位まで根が張るので最低でも20cmまでは掘り起こして下さい。
そして、ホームセンターで売っている洗い砂(塩分を洗った海の砂もしくは川砂)を混ぜます。
芝生は一度植えると耕すことは出来ません。
その上、芝の上を人が踏むことにより、踏み固められてしまいます。
そこで、砂を混ぜて、踏み固まらないようにして、芝の根が地中深く伸びることができるようにします。
当然ですが、根が深い方が強い芝生ができます。
混ぜる量は土の状況にもよりますので一概には言えませんが、踏み固まらなくなるまで、砂を混ぜます。
芝生は砂地でも育てることができますので、砂は多い方が良いのですが、費用と労力との相談になります。
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床土ができれば、次はならして、水はけのために勾配をつけます。
このときに丁張りを作ります。
丁張りとは施工する為に、基準となる仮設工作物です。
杭を4本、芝生を張る地面の四隅近くに必ず正長方形になるように打ち込みます。
水平器と水糸を使って、4本の杭の任意の高さに水平になるように印をつけます。
4本の杭の印が水平になっているか確認します。
どこから水を流すか考えて、一番低い場所の杭を決めます。
そして、2%の勾配(傾斜)つけていきます。
2%の勾配(傾斜)とは1mで2cm上げることです。
たとえば、幅が3mある場合、一番高いところと低いところで6cmの差ができます。
一番低くしたい杭と対角線の一番高くしたい杭の距離を測ります。
仮に対角線が約7.2mの場合、(長辺が6m、短辺が4m)
一番高い杭には水平につけた印から、7.2×2=14.4cmをプラスした所に印をつけます。
対角線上はこれで2%の勾配がついたことになります。
そして、14.4を長辺の6mと短辺の4mを足した10で割って、1.44とう数字を計算して、その距離によって、上げ幅を計算して水平につけた印にプラスして印を付けます。
一番低い杭から見て、長辺の場合は水平の印に1.44×6で8.64cmプラスして新たに印を付けます。
短辺の場合は水平の印に1.44×4で5.76cmプラスして新たに印を付けます。
こうすると一番低い所から一番高い所まで勾配がつき、最大で2%の勾配です。
4本の杭の印のところに貫板の上部をあわせて、取り付けます。
そして、主なところに水糸を張ります。
水糸から何センチ下がるかを決めて、測りながらならします。
この時にメジャーを使ってもいいのですが、いちいち、メジャーを出してはかると時間がかかるので、測り棒と呼ばれる棒をつくります。持ちやすい棒に下げ幅の距離に印を付けます。
水糸にこの棒をあてて、低いか高いかを見ることにより、時間短縮ができます。
変形した土地の場合、貫板を勾配のまま、延長することで地面も勾配をつけることができます。
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土地全体に勾配ついたら、端に部分にとりかかります。
設計の項でも説明しましたが、とても重要です。
たとえば隣との境界にブロックが積んであり、ブロックが立ち上がっている場合、ブロックギリギリまで芝生にすると、芝刈り機では刈れない部分が出来てしまいます。
芝刈り機には車輪があり、その部分は刈ることが出来ないからです。
要するにブロックの際5cmくらいは芝刈り機では刈ることができないのです。
その部分の芝を刈るためには芝刈りバリカンや片手はさみが必要となります。
芝刈りバリカンや片手はさみで芝を刈るのは重労働で腰を曲げて、しゃがんだ姿勢で行わなければならず、とても疲れます。
それを防ぐために、ブロックギリギリまで芝生にしないで、芝刈り機の車輪が通れるように煉瓦やブロック等で芝刈り機の車輪が通る道を作っておくと、芝刈り機で端まで綺麗に刈ることができ、エッジの処理も簡単になります。
コーナー部分も同様で芝刈り機では刈ることが出来ません。
芝刈り機が入らない、約30cm四方くらいは煉瓦やブロック等を敷いた方が良いでしょう。
これは、後々の事を考えるととても重要です。
週に1回、芝刈りをする場合、毎週、芝刈りバリカンや片手はさみで芝生の際を刈る必要があるのと、その作業がないのでは時間も疲れも相当変わってきます。
芝生にデッキの柱や植木がある場合や、住宅の基礎が立ち上がっている場合も芝刈りが行いやすいように整備します。
ここで重要なのは出来るだけ、芝刈り機で刈れるようにしておくことです。
バリカンやハサミは出来るだけ使わなくてすむように考えて下さい。
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